2008年02月27日

ルックアメリカンのマンハッタン一日観光体験記

                                         文:粟田二コラ詩織(研修生)
                                       (写真-マンハッタンイメージ)
                                 TEXT BY NICOLA AWATA
                                   PHOTO-MAHATTAN IMAGE

2007年の春、ルックアメリカンのマンハッタンの一日観光を体験しました。そのときの感想です。

ツアー内容:

ヒルトンニューヨーク→ブロードウェイ→タイムズスクエア→5番街→グリニッジビレッジを車窓より→バッテリーパークよりフェリーに乗船し、リバティー島上陸、自由の女神の観光(内側には入らず)→グラウンドゼロ下車
=サウスストリートシーポートへ移動、各自昼食=
国連ビル→カーネギーホール→リンカーンセンター下車→ダコタハウス→グッケンハイム美術館、フリックコレクションを車窓より、メトロポリタン美術館下車(ギフトショップ立寄りのみ)→ロックフェラーセンターにて解散(車内で18ドルにてエンパイアステートビル展望台チケット購入可能、エンパイアステートビルでも下車可)

感想:

ニューヨークに研修に来て1ヶ月足らずの私は、恥ずかしながらニューヨークのことをよく知りません。ですので、今回は1日でニューヨークの概要を知るべく、LOOK AMERICANのニューヨーク一日観光ツアー「マンハッタンストーリー」に参加させていただくことにしました。

大人一名あたり65ドルの一日コースは、マンハッタンをダウンタウンからアップタウンまで網羅するので、NYが初めての方には特にお勧めできるツアーだと思います。

参加した日は、平日でしかも天気はちょっと曇り空。そのためバッテリーパークの自由の女神行きフェリー乗り場は列が無く(日によっては2時間以上待つこともあるそうです)、すぐにセキュリティーチェックを受けることができました。船はわずか20分の運行ですが、三階建てですのでかなり大人数を収容できるようになっています。一番上のデッキは人気であっという間に埋まってしまいますので乗船したら早めにデッキに行きましょう。


初めて間近で見た自由の女神はーーーー

復路はリバティー島からスタッテン島を経由して帰ってくるため40分くらいかかりましたが、ブルックリンやエリス島など他の景色も充分堪能できました。

昼食はツアー代金に含まれておらず、サウスストリートピアポートにて1時間くらいの昼食休憩時間があり、各自フードコートで食事をとった。チャイニーズ、メキシカン、サンドイッチ、ホットドック等ファーストフードのお店が10件程あり、フードコートの席も十分にあるためお昼時でも席に座って食べることができる。
・・・ツアーパンフレットの裏側にマンハッタン地図があり、バスの通る道が書いてあるため、現在地が確認しやすかった。当日のミュージカルのチケットや翌日以降のツアーの申し込みも可能。
・・・NYの豆知識を沢山仕入れることが出来るので、NYが初めてでは無い方でも楽しめると思います。

1) 緑地に白抜きの道路名の看板は普通の地区、茶色地に白抜きは歴史物保存地区
2) ワシントンパークの台座はティファニー製?!
3) リンカーンセンターのオペラの席について:平日は毎日200席、とある富豪が買い占めていて(一席約¥20,000)上映日の午後、その200席を一席20ドルにて販売している!一般市民に豊かな体験をさせてくれる、アメリカならではの制度。


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ダウンタウン、マリオットファイナンシャルセンターから見たグラウンドゼロ

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60丁目コロンバスサークルからの風景

写真はマンハッタンのイメージです。ツアーとは関係ありません。

2008年02月19日

安息のバーモント州

~ チャンプレーン湖に沈む夕日を眺めながら

                                  写真・文 青木多佳子 (NY営業)
                                  PHOTO・TEXT BY TAKAKO AOKI


9月の空は青い。だけど5月のわくわくするような空と違って、これから厳しい寒さに向かう前の穏やかな秋の空である。紅葉にはまだ早いが、連れと2人、車に荷物とギターを積みニュージャージーのホーボーケンを出発。一路北を目指す。

北のメーン州やニューハンプシャー州への向かう道路沿いの風景は月並みである。緑色が続き田舎でもなく都会でもないような道が一様に続く点ではどこも似通っている。同じ北でも西海岸の北、ワシントン州のように針葉樹林など背が高い木はあまりみられないのは降雨量の違いだろうか。

ところがバーモント州はその州内に入るとおびただしいほどの木々に出くわす。走っても走ってもあますところなくふさふさの葉をつけた木々が波のように続く。これがバーモント名物の紅葉となるのだろう。ところどころ葉の色が赤や黄色に変わり始めているが、残念ながら紅葉が満開となるにはあと1ヶ月ほど待たなければならない。

車で7、8時間走ると視界が開け、河川が見え隠れする。ここが今日の目的地チャンプレーン湖畔。この湖は米国6番目の規模を誇り、バーモント州とニューヨーク州の州境を流れ、北はカナダのケベック州にまで及ぶ。湖といっても地形状は細長く大きな川にも見える。名前の由来はフランス人の探検家サミュエル・ド・シャンプランから名づけられたそうだ。
昔は商業用の港もあり、往来する船も多かったようだが今はそんな活気のあった時代を偲ばせるものもない。

この湖から眺める夕日は格別でそのためホテルやB&Bが点在する。今回我々の宿泊地として選んだ場所は湖畔に大きな敷地を持つ「ベイシンハーバークラブ」。コテージが湖沿いに点在し、ゴルフ場やテニスコート、スイミングプールもある一大リゾートである。しかしリゾートと言っても観光客が押しかけるわけではなく、客層は見た限りでは、品のいい中流~上流階級の白人ばかり。半分はリタイアー組だろうか。

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BASIN HARBOR CLUBのフロントの建物―外観

部屋タイプはふつうのゲストルームやスイートもあるが、それよりも湖畔にたつコテージ(一軒屋風)がいい。我々が宿泊したコテージにはMONTEVISTA(モンテビスタ)という名の表札があり、2ベッドルーム、2バスルームとリビングルーム、キッチン付。なんといっても、2つのベッドルームの窓とリビングルームのバルコニーから眺める湖は最高である。ゆっくりと流れる水のきらめきと静かなせせらぎ。対岸はニューヨーク州となる。ニューヨークでもマンハッタンを離れれば自然を満喫できるのだが、なぜかニューヨークという響きが仕事のストレスを思い起こさせ、「あちら側にはもどりたくない」とひとりでに拒否反応にも似た目で対岸を見やってしまう私。そんな私の気持ちを察するべくもなく、連れはのんきに湖を眺めながら、バルコニーに立ちギターをかき鳴らしている。音を出しても大丈夫。一軒家どうしが離れているため騒音に巻き込まれないのもコテージ滞在の魅力である。(しかし逆に夜寝ているときに外で物音がするのはちょっと怖い)。

Sunset%20Lake%20view.jpg        コテージから見るサンセットは幻想的


滞在はパッケージで2食付。 夕食は結婚式の会場にもなりそうなガラス張りのレストラン。敷地内にあり、入り江を見やりながら静かに晩餐を楽しむことができる。朝食会場もこの場所でバフェスタイルとなる。豪華な朝食をスキップして、筋トレに出て行ってしまった連れに唖然としながらも、このまたとない朝食を見逃すわけには行かず、アジア人たった一人、勇気を出して朝食会場へ。連れは病気とうそをつきどうにか体裁を整える。どうか鉄アレーを持った連れが入ってきませんように。

オムレツ、ベイクドポテト、ベーコン、ソーセージ、フルーツ。食材も豊富なメニューの数々。バフェではあるけれども連れのために勇気を出して、テイクアウトしてもいいか聞くと、親切にもプラスチックバッグをいっぱいもってきてくれた。

さて、ここは18ホールのチャンピョンシップゴルフコースを併設しており、フロントを出ると広々とゴルフ場のグリーンが広がっている。皆カートで移動しているが、確かにはるか遠くが見えないほどの敷地。歩いたら日が暮れそうだ。サイトを見ると6500ヤード以上の規模で、48バンカー、ショートフロントナインはブルーティーから3054ヤードなどといった記載があるが、ゴルフをやらない私にはちんぷんかんぷんである。ゴルフは年を取ってからでもやれると思っている私だが、近くでは小学生とおぼしき子供たちがグループになってゴルフを教わっている。だんだんゴルフプレーヤー層も若年化してきたのだろうか。

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広々としたゴルフコース

宿泊パッケージにはサイクリング用の自転車レンタル券やカヌー一日券が付いていたが、結局敷地内を徒歩で見学するに終わった。2泊3日じゃちょっと物足りない。1週間くらいあればのんびり別荘にいるような気分でくつろげるのにー。

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湖に張り出したバルコニー。対岸のNY州が臨める

Basin Harbor Club
4800 Basin Harbor Road, Vergennes, VT 05491
RSV: 800-622-4000
WEB: http://www.basinharbor.com/welcome-offseason.php

*         *       *        *         *

米国北東のカナダと接するエリアはニューイングランドとして知られています。ボストン同様早くからヨーロッパの移民が移住してきたエリアで今現在の居住者は白人ばかり。人種のるつぼと言われるアメリカには珍しい地域です。これといった目玉となるスポットもないので日本のガイドブックではめったに紹介されていません。しかし、派手に観光地化されていない分、日ごろのストレスを解消し、目に映る、音に聞く、香りを感じるその自然を満喫し、ただ静寂の中に身をゆだねたい、そんな休息を過ごしたい人にはお勧めのスポットと言えるかもしれません。

2007年04月27日

ロンドン・オペラの旅 (下)

~ オペラ+ミュージカルのW鑑賞で満喫度200%!
      

文・写真:高橋典子(経理マネジャー)
Text, photo by Noriko Takahashi (ACCT MGR)


3) 開演時間までのすごし方

ロイヤルオペラは通常7時又は7時半開演です。 終演後の「夕食」も可能ですが、私のお勧めは、遅い「ランチ」をお気に入りのレストランでゆっくりと取り、その後開演までお茶を頂くというプランです。私たちはクラリッジにある話題のシェフ、Gordon Ramsayのお店で「ランチ+お茶」を楽しみました。(レストランの詳細: www.gordonramsay.com)。 時間があれば、食後は近くの骨董品屋さんをホッピングしてみてもいいでしょう。

さてオペラハウスには、5時半頃到着し、チケットをピックアップ。電話購入でも手数料は取られていませんでした。まず入り口でコートチェック。メトロポリタンと違いコートは手に持って入場できませんのでご注意を。

オペラハウスのFloral Hall バルコニーレストランにてお茶とスナックを頂き、プログラムを見ながら開演時間を待ちます。ヨーロッパのオペラハウスにおいては、パンフレットは有料ですがそれだけに仕様も豪華装丁版。 記念に購入されるのもいいでしょう。

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フローラルホール

なお、バルコニー最上階のレストランにて開演1時間半前からコースメニューも頂けますが、こちらは事前予約が必要です。


(4) いよいよスタート

開演15分前に客席に移動して、いよいよオペラの始まりです。
コベントガーデン&ウイーン&メトロポリタンの3歌劇場合同製作によるオペラは、写実主義を活かしつつ、小粋なパリのエッセンスをもミックスした洒落たプロダクションとなっていました。

この演目は有名なアリアのみが突出するコメディータッチのプロダクションが多い中で、非常に良く出来た優れた作品に仕上がっていました。
歌手の実力もさることながら、演出も筆舌しがたいほど素晴らしかったです。オペラでは泣いたことのない私ですが、Dessayの素晴らしい歌唱と演技に思わず涙ぐんでしまいました。

4月には主役の2人はそのままでウイーンの国立歌劇場にて同じプロダクションが再演されます。そして、メトロポリタンでも2007-2008シーズンで上演されますので是非ご覧下さい。主役はもちろんDessay&Florez、これに “マスタークラス” でマリア・カラス役を初演したZoe Caldwell がDuchess of Krakenthorp役で助演します。

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(5) オペラが苦手ならミュージカル鑑賞はいかが?

最後に“オペラはちょっと苦手”と言った方のために、ミュージカル鑑賞のオマケです。 ロンドンならではの本場ミュージカルを一度は見てみようと、私たちは “メアリーポピンズ” を鑑賞することにしました。

ディスカウントチケットの買えるレスタースクエアをまずチェックしてみました。朝10時から10%-30%オフのチケット、売り切れ公演のチケット(こちらは定価です!)等を手に入れることが出来ます。あいにく、“メアリーポピンズ” は割引チケットが無かった為、上演劇場(Prince Edward Theatre)へ行ってみました。

劇場窓口にて25ポンド(50USドル相当)の二階席を購入しましたが、実際開演30分前に劇場へ到着すると窓口に案内され1階席センター(前から15番目)の40ポンド以上の席へ無料でアップグレードしてくれました。

どうやらチケットには係員だけに判る暗号のようなものが書いてあり、上演劇場で購入した人に限り、席に余裕があったり、キャンセル券が出た場合、無料で振り替えてくれているようです。結果として$100近い席を半額で手に入れることができ大満足でした。

公演は容姿、実力共に優れた俳優さんたちで大変楽しいものでした。有名な煙突掃除の歌を始め、馴染みのナンバーが続き、もちろんポピンズは空も飛びます!内容的には唯楽しいだけでなく、考えさせられる部分もあり大人にも充分楽しめるものとなっていました。

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メアリーポピンズ

独断的な感想ですが、歌唱力に関して言えばNYのブロードウェイよりロンドンのほうが数段上のような気がします(オペラマニアの私としては歌唱力に関しては非常に厳しいです!)。幕間のアイスクリームはロンドンミュージカル鑑賞の定番のようです。子供達ばかりでなく大人達も嬉しそうに食べていました。

*                       *                     *

オペラにミュージカル-。 人それぞれですが、忘れられない貴方だけのロンドのメモリアル旅行をつくってみてください。

ロンドン・オペラの旅 (上)

~ オペラ鑑賞を楽しむためのアドバイス

文・写真:高橋典子(経理マネジャー)
Text, photo by NorikoTakahashi (ACCT MGR)

世界五大オペラハウスをご存知ですか? ミラノのスカラ座、パリのオペラ座、ウィーンの国立歌劇場、NYのメトロポリタン、そしてロンドンのロイヤルオペラハウス。 今回は通称「コベントガーデン」と呼ばれるロイヤルオペラハウスを紹介します。


(1) ロンドン - オペラハウスの醍醐味

NYからはるばるロンドンまで見に行った演目は “連隊の娘”。  Natalie DessayとJuan Diego Florezによる「夢の配役実現」ということで、オペラファンが注目する話題のプログラムでした。

オペラ界でどのくらいエキサイティングなキャストかと言えば、例えば野球ではイチローと松坂の対決といったところでしょうか?!

フランスが誇るDessayは、10代の頃はバレリーナを目指しただけあって容姿端麗、演技力に優れたコロラトゥーラソプラノです。対して今、のりにのっている新ハイCのプリンスと言えばFlorez。 NYでの “セヴィリアの理髪師” も売り切れ公演で大人気です。

また劇場、ロイヤルオペラハウスは、NYのメトロポリタンと比べると規模が小さく、何処で聞いても歌手の声がたちどころに観客に伝わり、歌手の声質を判断するには最高のオペラハウスなのです。

(2) チケットの購入方法

今回の配役は世界が注目する夢の組み合わせ。チケット入手が困難なことを予想し前もってチケットを予約することにしました。オンラインwww.roh.org.ukにて演目の紹介、公演スケジュール、席の売り切れ情報等が確認でき、実際に公演チケットの購入もできます。但し、席に余裕がない場合は電話購入のみと表示されます。

案の定、オンラインでの購入は不可で、ボックスオフィスへ直接電話することになりました。ロイヤルオペラのボックスオフィスの対応はピカイチです。さすがジェントルマンの国、イギリスです。 まるで専属の執事(!)のように懇切丁寧に、こちらが満足するまで対応してくれます。

結果として2枚並びで席を取ることが出来ませんでしたが、3席分離れた“手を伸ばせば届く距離”の2席を用意してくれました。今回は飛行機代を払ってNYからわざわざ見に行くため、奮発して1枚123ポンド(USドルでおよそ235ドル)の席を購入しました。

通常、電話にて購入したチケットの変更は出来ないことになっておりますが、海外から行く場合、購入時に事情を話すと1日だけ変更のための猶予をもらうことが可能です。希望の日のチケットが完売であった今回、ホテル・航空券の予約を変更しなくてはならなず、この配慮は大変助かりました。 

ホテルは新くできたノボテルイーストンを予約しました。飛行機はDELTAの格安航空券$376.60(JFK-ガトウィック空港間の往復)をゲット。
さあ、準備万端、いざコベントガーデンへ!! (続く)

ロイヤルオペラの外観
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2007年04月10日

キーウエスト~マイアミ アメリカ南部オーシャンリゾートの旅

更新日:2007年4月10日
文・写真:水野泰行(元研修生)
Text/Photo by Yasuyuki Mizuno

11月23日-26日、サンクスギビングホリデーを利用してフロリダ州のキーウエスト、
マイアミへ行ってまいりました。

11/23、サンクスギビングホリデー初日、朝6時のNY・ラガーディア空港発マイアミ行きで出発。朝一番のフライトだからと余裕な気持ちで空港へ向かうと、既にチェックインカウンターは大行列。30分位はかかりそうな状況でした。もっと遅いフライトが集中する時間帯ではもっと待たされる事になるでしょう。

マイアミ空港到着後はレンタカーで一路キーウエストへ。マイアミはレンタカーが充実していて、ミッドサイズのレンタル料のみだと1日$30前後からありました。
キーウエストまでは約160マイル、3-4時間。フロリダ半島の南端からキーウエストまでは多くの島々と橋を超え、名所のセブンマイルブリッジも通過する風光明媚な約2時間のドライブ。途中の島にもリゾートホテルなどが点在しています。

最南端のキーウエストは東西約5.5km、南北約2.5kmと自転車でも1周出来てしまうような小さな島ながら、コロニアル風の白を基調とした建物が並ぶ異国の雰囲気。のんびりした時間が流れ、マリンスポーツにも最適な場所です。橋で陸続きとは言え、カリブ海の島のゆったり感と、アメリカ本土という安心感もあり心地よくくつろげ、丸2日位はのんびりして行きたいところです。

なかでも島の西側にあるマロリー・スクエアからのカリブ海に沈む絶景の夕陽は必見!ここではストリートパフォーマンスが開かれ、夕陽を臨みながらの一杯も楽しめます。

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キーウエストは文豪ヘミングウェイが住んでいた場所でも有名ですが、ヘミングウェイっぽい人が多いです。ここにも一人・・・(※ヘミングウェイを良く知っているわけではありませんが、それらしいと思われる、きっと意識しているであろうおじさんに度々遭遇できます。後姿で良くわかりませんが・・・)

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キーウエストを後に、マイアミへ。マイアミは高層ビルなどが立ち並ぶ大都会である一方、広大な砂浜とエメラルドグリーンの海が広がる、キーウエストとはまた違った雰囲気が楽しめるビーチリゾートです。マイアミは中南米への玄関口でもあり、スペイン語が英語と同等かそれ以上かというほど使われる場所です。ダウンタウンは治安が悪い場所もありますが、カリブの食材やレストランなどが集まるリトル・ハバナなど独特のエリアです。キューバのオリジナルの製品はないものの、キューバ・コーヒーなどお土産になるものなどが手に入ります。

マイアミビーチのサウスビーチ辺りでは雰囲気の良いレストラン、カフェなどが集まり夜も大変賑やか。

私たちは、昼はビーチでのんびり、夜は飲んで食べてとキーウエストと同様のんびりした生活、ホリデー最終日、NYへは23時台到着のフライトで帰宅とたっぷりとくつろいで帰って来たのでした。

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※往路朝6時発、復路夜23時着という時間のフライトにしたというのは航空券を購入した出発約2ヶ月半前の頃、1日変わるにつれ料金がどんどん上がりだし、できる限り安くするためにあまり良くない時間帯で予約する事となりました。アメリカの国内線は予約が埋まれば埋まるほど料金は大幅に上がって行くため、ホリデーシーズンは特にお早目の計画をお勧めいたします。

2007年03月20日

労働VISA(H1)更新でトロントへ  ~ 面接予約からビザ取得まで

今回は労働ビザ(H1)取得のため、2006年10月半ば、カナダへ面接に行ったときの体験記となっています。

更新日:2007年3月20日
文・写真:清水えみ (トラベルアドバイザー)
Text・Photo by Emi Shimizu

  
1)オンラインでの面接予約から取得まで

H1ビザホルダーの私はビザ更新のため、トロントのアメリカ大使館へビザスタンプの取得に行ってきました。

面接手続きですが、日本で行う時と比べ、予約のアポイントを取るのにかなり苦労しました。オンライン(http://www.nvars.com/)で予約が出来ますが、いつチェックしても空いている日がありません。(オンラインで空きをチェックするのに、9.50カナダドルのFeeが登録時にチャージされますが、1度登録すると何回でも、予約の空き状況を確認することが出来ます。)特にNYから行きやすいということもあり、トロントとモントリオールを集中的にチェックしました。しかしかなり混んでいて、5月、6月は全く取れない状況でした。

しばらく諦め、8月頃に再度オンラインで空きをチェック。5月に比べ、カルガリーやバンクーバーなどで空きが出てきており、ある日やっと、10月半ばのトロントでのアポイントが取れました。

早速、フライトをチェック。NYのラガーディア空港からトロントへは、飛行機で2時間もかからないため、上手くスケジュール調整できれば、1泊2日でNYに戻ってくることが可能です。ただ私の場合は、2泊3日という余裕を持たせたスケジュールを組みました。すなわち日曜日にトロントへ発ち、その日は下見、月曜日に面接、火曜日にパスポートを受け取り同日夕方のフライトでNYに戻るという日程です。

アポイントが取れると、Confirmation letter=確認書が郵送されます。(オンラインでも確認書のチェックは可能です。)確認書には面接に必要な書類等がリストアップされています。それらのすべてを準備して持って行きましたが、実際必要だった書類は、I797のオリジナル、DS-156、DS-157、確認書、写真、パスポートだけでした。 

予定通り、到着した日曜日はホテルから大使館までの道を下見したり、取得代の指定振込先、Scotiabankの場所を確認したりして、月曜日に備えました。ホテルは、アメリカ大使館が近いので、Sheraton Centre Torontoに宿泊しました。(トロントでの面接の場合はHiltonかSheraton Centreが便利です。)Sheratonの隣にScotiabankがあるので、朝早いアポイントの人でも、比較的楽に面接に行けるのではないでしょうか。(面接前にScotiabankで100USドルを振り込み、その領収書も提出する必要があります。)

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(シェラトンセンタートロントのベッドルーム。広々として快適に過ごせます。)

面接に要する時間は約3時間。セキュリティーチェックから、必要書類を提出するまでに並んだ時間が1時間、書類を提出してから面接を受けるまで待った時間が約2時間です。面接で聞かれた質問は、会社でのタイトルと仕事内容、私の場合は夫(H4)も一緒に面接に行ったため、夫の米国滞在中のステイタスについて質問を受けました。面接時間は正味10-15分ほどでした。面接が終わると、パスポートの引換券を貰い、次の日の3時に取りに来るように指示されました。

翌日再び、アメリカ大使館に出向き、列に20分ほど待ちましたが、パスポートは係員が入り口で手早く配るのだけなので、あっという間に受け取ることができました。無事にビザスタンプを取得し、後はNYへ戻るだけなので、フライトの時間までの間、早めに夕食を食べたり、町をぶらぶらしながら、ゆっくりと空港へ向かいました。


2)トロントの観光 ~ 名物CNタワーの展望台へ

今回初めてのトロントだったので、当初はナイアガラの滝などにも足を運ぶ予定でしたが、実際はそれほどの時間も取れずあきらめました。その代わりこれだけは行ったほうが良い、と友人に薦められていたトロントのシンボル、CN タワーへは面接を受けたその日の午後に行ってみました。

Wikipediaによると、CN タワーは、自立式(支持構造の無い)建築物としては、世界で最も高い塔で、高さは553.33メートル(1815 .39フィート)。CN タワーのエレベータは、外の風景が見えるように、ほぼ全体がガラス張りになっており、約180 度近くの広角で辺りの風景が見渡せます。(高所恐怖症の方には、お薦めできないかもしれません。)

夕食をCN タワーのレストラン「360」で食べたため、展望室へは無料で行くことが出来ました。(レストラン「360」は床が回転する為、食事をしながらトロントが一望できます。)

レストランからグラスフロアの展望室へ降りると、外に出て景色を眺めることも出来ますが、外はかなりの強風でした。展望室内には、床がガラス張りになっている部分があり、そのガラスの床から下を覗くと、車・バスがゴマ粒より小さく見えるため、自分がいかに高い場所に立っているか実感できます。

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(トロントの一押し観光ポイント, CNタワー)

最初は恐さのあまり、覗き込むのが精一杯。落ちていきそうな感覚に襲われるガラスの床の上を歩くことが出来ませんでした。しかし見学に来ていた子供が、ピョンピョンガラスの床を飛び跳ねて、それでもびくともしない強度なガラスであることがわかり、恐る恐るガラスの床の上を歩いてみました。(万一のため、子供が跳ね回っていた場所だけ、さすがに避けましたが。)このような、恐怖のあまり腰が引けるような体験は、初めてでしたが今となっては楽しい思い出です。


3)出入国での注意点

今回、トロントへはアメリカン航空で行きました。通常、アメリカ国外に出る場合はチェックインの時、カウンターで係員がパスポートについているI-94を取りはずしますが、どうやらトロントの場合は違うようです。ラガーディア空港でチェックインした時も、トロントに到着して、カナダへの入国審査のときもI-94は取られず、そのままでした。念のため、入国審査官に、I-94は渡さなくても大丈夫なのか確認しましたが、そのままで大丈夫ということでした。(これは、カナダでもトロントだけのようです。)

NYに戻ってくる際、アメリカの入国審査はNY側ではなく、トロント側であります。そのため、トロントを出発するフライトの時間ぎりぎりに空港へ到着すると入国審査で時間がかかる為、フライトに間に合わないことがありますので、ご注意ください。

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(シェラトンホテルでは夜景の見える部屋に泊まりたい)

注意:
* 各個人のビザの種類や面接場所などにより事情は変ってきますので、面接を受けたい方は、顧問弁護士に相談されることをお薦めします。
* またI-94を出国時、カナダ入国時に取られるかどうかは都市や審査官の判断によって異なる場合がございます。


2007年02月23日

カリフォルニア太平洋岸ドライブ、ワインカントリーへの旅

更新日:2007年2月23日
文・写真:水野泰行(研修生)
Text, photo by Yasuyuki Mizuno

ロサンゼルスから北西へ約400マイル、サンフランシスコ郊外にあるワインカントリー、ナパバレー、ソノマバレーへ。

ロサンゼルス-サンフランシスコ間は1直線のI-5号線で所要約5時間。ですがここにもう一つ、時間は倍くらいかかるものの、太平洋岸を抜ける複雑な海岸線と個性的な街が点在する全米有数の人気ドライブルートがあります。折角はるばる行くのだから、移動自体が楽しめるこのルートを選択。

ハリウッドから西海岸沿いに北上する101号線に乗り、サン・ルイス・オビスポからパシフィック・コースト・ハイウェイの名称が付く1号線へ。
1号線に入りひたすら進むうち、ゾウアザラシの繁殖地を発見。柵で仕切られた海岸を覗くと、海岸一体を埋め尽くすアザラシ、アザラシ、アザラシ!小さな子ゾウアザラシや体調が5mにもなるという雄のゾウアザラシやらが死んだように寝そべっている。昼寝をする大群の一部が起き上がり喧嘩を始めたのか、中でも大きな一匹と他のアザラシが鳴き声を上げてぶつかりあいだした。5mと言われる雄同士の戦いは、遠目ながらリアルな自然の目撃にちょっとした感動です。
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アザラシの海岸を過ぎ、ひたすら海岸線を北上。崖っぷちの曲がりくねった道で、崖の上の方からは素晴らしい海岸線を眺められます。このあたりは、冬はクジラ、ラッコも回遊するらしく、途中、複数の水しぶきがあがっているのを発見。姿は見られなかったもののクジラとの遭遇?がありました。1号線でかわいらしい街並みのカーメル、モントレーを通りサンタクルーズで宿泊。男同士の旅といえばモーテル。モーテルは料金が安く、最低限必要なベッド、シャワー、シャンプー、タオル、テレビなどもあり、アメリカのドライブ旅行の情緒を味わえる気がします。

翌日、サンタクルーズから2時間でサンフランシスコを抜け、ゴールデンゲートブリッジから北西へ約1時間、ついにワインカントリーのソノマへ到着。ソノマは19世紀前半にカリフォルニアのメキシコからの独立運動が起きた際、その中心地となった歴史的な場所。古びた街並みが印象的です。

ソノマのワイナリーは、ガイドブックには無料の試飲が出来る場所が多いとあったものの、実際はどこでも$5前後は必要でした。森の中の小屋のようなところや、田舎の農家のようなワイナリーなどどこも趣があります。スパークリングワインの評価が高いGloria Ferrerは、広大なブドウ畑とソノマバレーを一望できる屋外で優雅にワインを楽しめます。ワイナリーは大抵、建物の外に小さなテーブルが置かれ、バスケットでランチを持ち込み、買ったワインと一緒に楽しんでいる家族連れなどを見かけます。食事を用意していくとよりワイナリーを楽しめるかもしれません。
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ナパバレーはソノマバレーのすぐ隣に位置し、谷間を縦に伸びる一本道の両側には一面の葡萄畑、石造りのワイナリーの建物、その奥には小高い山、途中、小さな田舎の町がいくつか点在して、ドライブするだけでも景色で十分に楽しめるところです。

ナパの北、小さな町のひとつセントへレナの外れには、石造りの城のような調理学校が運営するレストランWine Spectator Greystoneがあります。大きく広々としたオープンキッチン、ホールの脇には暖炉を囲んでソファーがあり、雰囲気は抜群。ワインカントリーのレストランらしく、ワインはテイスティングメニューでは少量で3,4種類のワインを楽しめると言ったものがあり楽しめる。ここでオーダーしたステーキは、私の好みによほど合っていたのか、肉は柔らかく脂も適度にのっていて、今までアメリカで食べたステーキでも一番でした。前菜、メインそれぞれ一人1品、テイスティングワインを頼んでチップ込み1人$60-70程度でした。店の雰囲気と味を考えれば決して高くない是非お勧めしたいところです。レストランの隣には調理学校があり、入り口を入ると膨大な昔のワインオープナーや調理器具が並び、小さな博物館のようです。
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セントヘレナの北には温泉が湧くカリストーガで名物の泥風呂を体験。今回訪問したOasis Spaでは、日本とは違って癒しや美容のために入浴するような感じで、予約制で時間制。シャワーつきの個室で、どちらも1人用サイズの火山灰や泥炭が混ざった泥風呂、普通の透き通ったお湯の温泉に順番に入浴。その後は希望でマッサージやエステのコースも選べるが、今回は泥風呂60分のみで$65。カリストーガには大きなプールの温泉などもあるので好みに合わせて選ぶのがいいと思いますが、予約する場所もあるので事前に調べていく事をお勧めします。

ナパバレー一体はサンフランシスコから車で日帰りが可能、バレーの景色を眺めながら食事も楽しめるワイン・トレインや、レンタサイクルで回ることも出来るなど、楽しみ方も多彩です。ナパ、ソノマで宿泊する事もお勧めしたいですが、サンフランシスコを訪問する際は、是非1日は余裕を設けてワインカントリーを訪問してみてください。車で回るのがお勧めですが、サンフランシスコからのツアーもあります。

ロサンゼルスへの帰りは所要6時間、最短ルートの5号線をひたすら南下したものの、景色はただの草原、畑などばかりで、やはり時間がある方には海岸線ルートをお勧めしたいと改めて思ったのでした。

2007年01月25日

北フランス紀行 -憧れのモンサンミッシェルへ

更新日:2007年1月26日
文:村上陽子(トラベルアドバイザー)写真:村上(父)
Text by Yoko Murakami, Photo by her father


日本人が最も訪れたい世界遺産ベスト3にも選ばれた、フランスが誇る遺産は何か知っていますか?海の上に浮かぶ神秘的な修道院、モン・サン・ミッシェルです。長年の夢であったこの島を、ついに訪れる事が出来ました。

8世紀初め、モン・サン・ミッシェル対岸の町の司教であった聖オベールが、大天使ミカエル(サン・ミッシェル)から、岩山に修道院を建てよとのお告げを聞いたのがモン・サン・ミッシェルの始まりです。

この岩山はもともと陸続きでしたが、小さな修道院の建設が完了した日の夜に津波が押し寄せ、陸と切り離され島となってしまったそうです。当時の湾は、満潮時に驚くべき速さで潮が満ちた為、修道院を訪れようと島に渡っていた、多くの巡礼者達の命を奪いました。現在、本土と島は水没しない道路で結ばれており、私達が危険にさらされる事はありません。

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島に入るには、まず王の門をくぐります。モン・サン・ミッシェルは、英仏百年戦争時には対イギリスの要塞としての役割を果たしていた為、敵の侵入を防ぐ門や見張り塔が数多く見られます。

この門から修道院まで続くのは、グランド・リュというメインストリートです。ホテル、レストラン、お土産物店が数多く並んでいます。

こちらで是非試したいのが、名物のオムレツ。19世紀後半、巡礼者向けの宿舎を営んでいたアネット・プラールが、巡礼者たちに栄養のある食事をと、このオムレツを提供し始めました。1つのオムレツに3~4個の卵を使い、たっぷりと泡立ててから焼き上げたオムレツは、ふっくら膨らんでいて、なんとも不思議な食感です。元祖は、ラ・メール・プーラールというレストランですが、現在はほとんどのレストランでも食べる事が出来ます。是非お試し下さい。

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アツアツのオムレツ!


またもう1つの名物は、ラ・メール・プーラールで売られているクッキー。かわいいレトロな缶に入れられていて、お土産に最適。お土産屋さんのクッキーと思いきや、味も最高です。

グランド・リュを抜け、さらに険しい階段を抜けると、ついに修道院が姿を現します。修道院は8世紀に建設され、その後数世紀に渡って増改築されました。ロマネスク様式やゴシック様式など、様々な建築様式が混ざりあっていて、見るものを楽しませてくれます。

礼拝堂では、今でも修道士による礼拝が毎日行われているそうです。修道士が瞑想する場所・回廊は、2列に並んだ円柱が実に美しく、私達も癒されてしまう、そんな場所です。その他、修道士の食堂、聖書を書き写していた仕事場、客間なども見学する事が出来ます。モン・サン・ミッシェルには、牢獄として使われていた暗い歴史も有り、囚人が労働の為に使った大車輪、牢獄へと続く階段も見られます。

修道院のテラスからは、壮大な眺めが楽しめます。現在、島が海水で完全に覆われるのは年に数回となってしまいましたが、彼方海へと続く干潟は絶景です。干潟を散策しているエコツアー参加者の姿も見られました。

残念ながら島内からは、修道院の全景をおさめる事がなかなか出来ません。写真のベストスポットは、島を出て一般パーキングエリアです。一生の記念に残る写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
        *        *         *
私は今回、JTBルックの現地ツアーに参加しました。弊社では、こちらのツアーを取り扱っておりますので、是非お問い合わせ下さい。神秘の修道院モン・サン・ミッシェル、お勧めです!

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修道院内部

2006年12月10日

プリンスエドワード島とカナダ東部紀行

-「赤毛のアン」の故郷を訪ねて-

更新日時:2006年9月15日
文・写真:田上二和(責任者)
Text / Photo by Kazumasa Tagami

名作「赤毛のアン」(Anne of Green Gables、L.M.Montgomery著)の日本語翻訳の初版が村岡花子により世に出された年に生まれた妻の永年の夢であった島、物語の舞台となった島、プリンスエドワード島(カナダ)への車での旅行を敢行。以下はニューヨークから4泊5日、全行程2100マイル(3400キロ)に及ぶ紀行文です。

猛暑のマンハッタンを脱出して東部カナダへ旅の1日目はインターステート95線をひたすら北上、途中コネティカット州、マサチューセッツ州、ニューハンプシャー州、メイン州を縦断して、夕刻にカナダ国境の街Houltonに到着。そこには米国側の出国、税関手続きは無く、カナダの入国手続きは車に乗ったままフランス語訛りの英語を喋る係官にパスポートを提示し、危険物等を持っていない事を口頭で申告するのみで終了。入国カードは必要なし。

カナダに入国後はカナダの観光資料の入手と1日目の宿を手配すべく近くのビジターセンターを訪ねる。時間も午後7時過ぎで(米国東部時間より1時間進んでおり日本との時差12時間)訪問者も少ないが、係員が親切に相談にのってくれ、100キロ東(カナダはキロ表示)に位置するニューブランズック州の州都であるフレデリクトンにホテルを予約。

カナダに入ると景色も変わり、アメリカ側の単なる田舎のそれとは異なり、緑の草原と湖のような川とのコントラストも絶妙で、車も少なく、快適なドライブが続く。ホテル到着は午後9時頃となったが流石に北米大陸最東部の7月中旬での日没にはもう少し余裕があり車での旅行は夏に限る。1日目の走行距離は700マイル。所要時間は約14時間。

2日目も絶好のドライブ日和。ホテルを早朝に出発し、350キロ先の今日の目的地であるプリンスエドワード島で最も大きい街、シャーロットタウンを目指す。昨日同様にまるでテストコースのような高速道路をひたすら東へ向かい、3時間’後にニューブランズイック州に別れを告げ、いよいよ「アンの島」プリンスエドワード島へ繋がるConfederation Bridgeを渡る。これは何と全長8マイル(13キロ)にも及ぶ美しい橋だが、比較的高い柵で囲まれており普通乗用車では完璧には景色を楽しめないのは残念。構想から10年を経て1997年5月開通したこの橋を利用して島に入る際は無料だが、島を出る時には40カナダドル徴収されるので片道10分以上のドライブをしっかり楽しもう。

赤土に覆われたアンの故郷を30分程、地道をドライブするとプリンスエドワード島観光の拠点となるシャーロットタウンに到着。アンや著者であるモンゴメリに関連したスポットを巡るツアーもここから出発する。島内で最も大きい街といっても、シャーロットタウンの人口はわずか約4万人程度。見どころは港よりのダウンタウンに集中しており、早速徒歩で散策を開始するが、印象としては田舎の観光地化が進み、「赤毛のアン」のイメージとはかなり違った雰囲気で少しがっかりした。もっと残念だったのは気候。避暑地的な所を想像していたが、予想をはるかに超える暑さで、摂氏30度以上でニューヨークと殆ど変わらない。

この日の宿泊はいくつかある100年以上の歴史がある所謂、ヘリテージホテルの一つである
Hillhurst Innを前もって予約しており、到着後直ぐにチェックイン。このホテルは9部屋だけのB&Bでアン趣味の人には堪えられない雰囲気。建物だけでなく全てがアンティークなのは問題ないが、真夏の観光客の為に設置された窓用エアコンが不釣合いなだけでなく、ヘヤドライヤーと併用する度に電力量オーバーで停電するには閉口。ただ、近代的なホテルはPrince Edward Hotel(旧CPホテル・213室)だけで、折角の家族旅行にはぜひともB&B利用をお薦めする。
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旅行の楽しみは食事だが、この島で味わいたいのがシーフード。なかでもロブスターとムール貝は是非ともトライしたい。又、地域限定、季節限定のマクドナルドのロブスターサンドもお薦めの一つ。

翌日は今回の旅行の最終目的地でもあり、「赤毛のアン」の舞台となった北海岸の町キャベンディッシュへ向かう。赤土に覆われ、牛が草をはむのどかな田舎道を約30分で目的地に到着。観光案内所で資料を貰いアンとモンゴメリーゆかりの地を散策。
「グリーンゲーブルス郵便局」「グリーンゲーブルス(赤毛のアンの家)」
「グリーンゲーブルス博物館」「モンゴメリの生家」
を一気に回ってアンの世界を満喫し、お腹がすいたら昼食には「モンゴメリの生家」から数百メートルにある「BLUE WINDS」がお薦め。モンゴメリの研究家としても著名な日本人夫婦が約20年前にオープンしたカフェで、可愛らしい自宅を改造し、ホームメードケーキや日替わりのデザート、とくに手製のプデイングは近所でも評判だ。
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最後にアンの養父となるマシューが孤児院から汽車で到着するアンを男の子と信じて出迎えたケンジントン駅舎跡を見て今回のアンゆかりの地を訪ねる旅は終了。当初は2泊の予定であったが、予定を繰り上げ夕刻には「アンの島」を離れ、昨日の午前中に移動した同じ道を西へ向かい夕暮れ時にフレデリクトンに到着。

4日目はケベックでの数時間の観光を経て、モントリオールを通過し、アメリカ国境近くに宿を取り、5日目はインターステート87号線を南下し途中ニューヨーク州最大のアウトレットモールであるウッドベリーコモンに立ち寄り夕刻ニューヨーク帰着。
       
以上が車による夏休み紀行ですが、米国東部地区在住の方以外にはやはり航空機の利用が便利かと思います。
ハリファックスにはニューヨーク(JFK,EWR)、トロント、モントリオール、オタワから、又、シャーロットタウンへはデトロイト(夏季限定)、トロント、モントリオールから夫々直行便が運航しています。
ハリファックスからプリンスエドワード島まで車で3時間、シャーロットタウンへの直行便利用の場合には僅か10分程度でダウンタウン到着ですが、いずれの場合も効率良く観光するには車(レンタカー)が必要となります。
尚、それぞれの町で日系旅行社による日本語サービス付きのパック旅行の手配も可能です。
詳細は当社営業担当者又は予約センターへ問い合わせ下さい。

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